全日本ダートトライアルもいよいよ最終戦。石川県の「門前モータースポーツ公園」で行われた。早朝に雨が降ったものの、競技中は晴天へ回復。
そんな中、前回のコスモスパークに続きオーバーオールタイムをたたき出し、見事優勝。今期7勝目を挙げ、圧倒的強さを見せつけた。




「やったー! 最終戦も優勝!!」
最終戦は、石川県の能登半島にある輪島市門前モータースポーツ公園で行われました。
ここは、モータースポーツの振興と、まちおこしの一貫で行政が管理をしているサーキットです。ですから売店の出店やチケットのもぎり、清掃作業など、地元のおじちゃん、おばちゃんもお手伝いする、まちぐるみのイベントになっています。

さて、本番当日ですが、早朝にスコールがあったものの、その後は晴れて最終戦にふさわしい天気になりました。
いつものように受付を済ませ完熟歩行のためコースに入ります。
ここ門前は、小高い山の上に造られたコースで、コース幅が狭くアップダウンもあり、結構しびれるコースです。その中でも唯一、ストレートエンドにあるギャラリーコーナーだけはコース幅が広く、アウト側から豪快に走ることができ、今回はそれを2回通るなど、ギャラリーを楽しませる設定になっていました。
そんなコースを自分なりにシミュレーションしながら歩きましたが、今回だいぶ採石を入れて整備をした様子なので、どこまで砂利が掃けるかを心配しながらパドックへ戻りました。

1トライ目が始まり、Nクラスの走りを観に行きます。やはり砂利の量が多いため、晴れているのに各選手とも細く接地圧の高いウエットタイヤをチョイスしています。
SAクラスの頃から少しずつ砂利も掃けだしてきましたが、その砂利がアウト側に飛ばされ堆積し、ラインが狭く、せっかくのギャラリーコーナーも無難に走る選手がほとんどでした。
これではせっかく観に来てくれたギャラリーに申し訳ない。「ちょっと怖いけど、何とかあの積もった砂利の上から攻められないかな?」と考えていました。と言うか迷っていました。

パドックに戻りウエットタイヤを指示しました。ライバル達はほとんどドライタイヤを選んでいましたが、私の見る限り少し砂利もあるし、あのギャラリーコーナーを攻めるとしたら・・・?!

出走順が近づき、マシーンに乗り込みスタート地点に向けて移動します。
最終サービスを受け、スタートラインに着け正面を見ると、そこには沢山のギャラリーが待つ・・・! 
「うん〜・・やばいかな〜!」
1回目はスタートしてすぐだから車速もあまり高くないので、少しアウトから様子を見ることにしました。

いざスタート! 1.2.3速! 少しアウトからギャラリーコーナーへ! ちょっと暴れたけどなんとかクリヤー! 「これなら2回目もいけるかな〜!」 アップダウンのあるS字(まるでジェットコースターのよう)をクリヤーし、左ヘアピン、右ヘアピン、そして大きく左コーナーをパワードリフトで抜けストレートへ! 4速全開から再びギャラリーコーナーへ! 「どうすっかな〜!」「うん〜・・・ 行っちゃえ!!」 さっきより思いっきりアウトから進入!! 「ヨッシャー!! これをみんな観に来てるんだよ!」 内周セクションをこなし、最終セクションに入る。 3速からクレストストレートの直滑降! すかさず4速! 減速しながらジャンプ! 1速でサイドターン! 立ち上がって左直角でゴール!
1.3秒ぶっちぎって、1トライ目を終了!

今日もいい調子だ! 再び完熟歩行に入ります。
主催者の計らいで、コース整備が入り、ギャラリーコーナーにたまった砂利をグレーダーで削ってくれました。でもちょっと足りないかな?
パドックに戻り、モツ煮丼で腹ごしらえをした後、N・SAクラスを観に行きます。
だいぶ砂利も掃け硬質路面が顔を出し始めてきましたが、やはりアウト側の砂利が残っていてラインは狭い感じでした。

さあ、2トライ目、なんだかんだ言ってもこれが今年最後の出走です。自分が納得できる走りをしたいと思います。
アウトに砂利があるけど硬質用タイヤをチョイスし、ウエイティングエリアに移動します。
コンセントレーションを上げて・・・スタート! ギャラリーコーナーも自分で考えるベストのラインで、アップダウンのある外周も、2回目のギャラリーコーナーも、内周セクションも、最終セクションも自分の走りに徹して走る!
今シーズンの俺の走りが終わった!!
2位と1.7秒差で最終戦も優勝し、7勝目を挙げる事が出来ました。

思い起こせば昨年のオールスターで転倒クラッシュし、今シーズンの参戦に不安がよぎりましたが、沢山の仲間たちに支えられ、スペアーカーを現規定に合わせ制作し直す事が出来ました。開幕直前のテスト走行でサスペンションのセッティングに悩みましたが、それも仲間の協力で何とか形になり第一戦のスタートラインにたどり着くことが出来ました。

「みんな ありがとう!!」

今シーズンの参戦に際しましてご支援ご協力を賜りました、スポンサーの皆様方に心より感謝申し上げます。

 

そして、「トラストカラーは俺のカラーだ! 今年もそれで走りたい!」という私の思いをご理解いただき、そのうえ温かいご支援をしてくださったトラストの皆様に感謝いたします。
トラストカラーで今まで走ってきてほんとうに良かった。

6連覇を目指して来シーズンも走りますので、皆さん応援よろしくお願いいたします。


開催日 開催場所 ベストタイム クラス順位
第1戦 3月22日 丸和オートランド那須(栃木県) 01’38. 960 1
第2戦 4月19日 モビリティ大牟田(福岡県) 01’31. 714 2
第3戦 5月24日 テクニックステージタカタ(広島県) 01' 41. 476 1
第4戦 6月14日 オートスポーツランドスナガワ(北海道) 01' 49. 588 1
第5戦 7月5日 丸和オートランド那須(栃木県)

01' 26. 158

1
第6戦 8月9日 サーキットパーク切谷内(青森県) 01' 34. 235 1
第7戦 9月13日 コスモスパーク(京都府) 01' 28. 246 1
第8戦 10月4日 門前町モータースポーツ公園(石川県) 01' 35. 083 1