FIA INTERCONTINENTAL DRIFTING CUP 参戦レポート
■開催日 |
2017年9月30日(土) |
:単走決勝、追走トーナメント |
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2017年10月1日(日) |
:単走決勝、追走トーナメント |
□開催地 東京・台場特設コース
入場者 |
土曜日 |
8,624人(有料エリアのみ3,908人)
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日曜日 |
11,431人(有料エリアのみ4,620人)
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【天候(土):晴れ 路面:ドライ】
【天候(日):晴れ 路面:ドライ】
■リザルト(土 REG1) :単走決勝 2位(30ポイント) 追走 1位(32ポイント)
■リザルト(日 REG2) :単走決勝 4位(25ポイント) 追走 2位(26ポイント)
◆総合リザルト 単走 3位(55ポイント) 総合 1位(113ポイント)
東京・台場特設コースにて世界初の国際自動車連盟(FIA)公認のドリフト競技会「FIA インターコンチネンタル ドリフティングカップ」が開催されました。
TOYOTIRES GLION TRUST RACINGからは川畑選手が選出され、初代世界王者を目指して挑みました。
金曜日に3回の練習走行があり普段のD1GPよりも1枠多いので、セットを試せる時間が多く取れました。しかし1本目はダストも多く路面が出来ていないため様子見の走行となりました。2本目 からは本戦に向けてのセット出しと海外選手の走りのチェックなどを行いました。
いろいろとD1GPとは異なる大会で慣れない部分もありましたが、採点はDOSS(EDS)が基準となり 問題なく進めることができました。
土曜日にREG1、日曜日にREG2と同じ競技を2日間行い、その合計でウィナーが決まります。
土曜日のREG1 単走決勝(SOLO RUN)では1本目でトップとなりましたが、2本目で齋藤選手に100点越えの走りを決められ惜しくも2位でした。
追走トーナメント(BATTLE RUN)では齋藤選手とトーナメントの山が分かれ、決勝での対戦を目指して臨みました。ベスト16の対戦相手はタイのエム選手、ここは難なく勝ち上がり、今回1つ目の山場である藤野選手との対戦へ進みました。1本目走行時に後追いの藤野選手にドリフト戻りのような動きがあり駆動系に異変が出たようでした。入れ替えての2本目では相手にトラブルは出なかったようですが、こちらはしっかり後追いの走りをして勝利しました。
続くベスト4では今回絶好調のロシアのアルカーシャ選手と対戦。1本目先行では常に間隔が開く程度に引き離し、後追いではしっかり距離を詰め勝利しました。
決勝の相手はこちらの想定通り齋藤選手が勝ち上がり35GT-R対決となりました。
1本目後追いは、第1セクターの入口で齋藤選手の失速で川畑選手が追突してしまい、入れ替えの先行では同じ場所で齋藤選手が詰め過ぎて追突、イーブンとなりました。再戦のワンモアタイムでは後追いで大きくアドバンテージを獲り、入れ替えでも逆転を許さず優勝を決めました。
表彰式ではFIAのジャン・トッド会長から盾を手渡されました。
続く日曜日のREG2は、前日の優勝から車両もドライバーもポテンシャルを確認でき、連勝を狙って臨んだ単走では1本目で会心の走りを決めたのですが僅かにラインカットしてしまい減点、2本目はそれを上回る走りにはならず4位でした。
追走のベスト16ではイランのピシャニ・ダール選手と対戦して勝利、ベスト8では齋藤選手との対戦となり、全精力をここに集中させました。しかし齋藤選手のマシンにトラブルが発生し、まともな対戦にはならず呆気なく勝利しました。
ベスト4の対戦相手は横井選手で、ここも気の抜けない勝負でしたが川畑選手が1歩上を行く走りで勝利、決勝へコマを進めました。
相手は今日も絶好調のアルカーシャ選手で、先行では昨日同様完全に引き離していたのですが0.5ランク取られ、後追いでは第3セクターの進入で接近し過ぎて接触してしまい減点され、負けてしまいました。
REG1、REG2の2日間合計ポイントによるランキングで、世界初開催となった「FIA インターコンチネンタル ドリフティングカップ」においてTOYOTIRES GLION TRUST RACINGと川畑真人選手は初代世界王者という栄冠を獲得することができました。
また、今回 末永選手と35RX SPEC-D 1号車 は主催者側からの依頼でトラストブースでの車両展示と本コースでの同乗走行を行い、多くのお客様の注目を集めていました。
ブースを訪れたFIAのジャン・トッド会長も、とても興味を持たれたようでした。
会場ではサイン会やトークショーも行われました。
いつもご協力、応援いただいている皆様のおかげで今回の結果を得ることができたと思います。
本当にありがとうございました。