2016年グランツーリスモD1グランプリシリーズ エキシビジョン
「バトル・オブ・トーキョー」 参戦レポート
■開催日 2016年3月27日(日):団体ドリフト、追走バトル
■開催地 お台場NOP地区特設会場
■入場者 19,454 人(土日合計)
【3月26(日) 天候:晴れ 路面:ドライ】 ■団体 敗退
■追走バトル 1位

D1グランプリシリーズ開幕戦に続きエキシビジョンマッチの『バトル・オブ・トーキョー』が開催されまし
た。
3つの種目のうち団体戦と追走バトルの2種目に選ばれ参戦しました。
D1クロスの次に行われた団体ドリフトは昨年の舞洲同様チーム1000馬力vsチーム下剋上で4台対6台の団
体対決でしたが、チーム下剋上の方が台数が多いにもかかわらず、きれいに揃った走行で観客の拍手判定によ
りチーム1000馬力は敗退しました。
しかし、迫力は十分に伝えられた種目だったと思います。
続く追走バトルでは齋藤選手と対戦することが決まっていたため何としても勝つという思いでミーティングと
ギヤ比変更を行ない臨みました。

まず第一ステージでは全8対戦が行われ、そのうちのベスト追走2対戦の4名が準決勝に進みます。はじめに
今村陽一選手と対戦。今村選手が後追いで離れてしまい、合計ランクは伸びませんでした。
次の齋藤太吾選手との対戦は仕様変更が功を奏しスタートで離されることなく互角の戦いとなり、接触してし
まいましたが勝利しこの対戦がベスト追走となり、セカンドステージへ進みました。
セカンドステージでは平島選手との対戦に勝利し、齋藤選手も内海選手を破って勝利したため決勝はまた
も齋藤選手との対戦となりました。
そしてついに決勝、この週末で3度目となるこの対戦は1本目先行で2ランクのアドバンテージを取られ、
川畑選手も気合MAXとなり、2本目の後追いは渾身の走りで常に接近状態で走り、相手のミスを誘い出し
勝利、追走バトルを制しました。
【チーム監督中上信吾】
今年からD1にもいよいよタイヤの本数制限が導入 され、GT-Rのような車重が重く、ハイパワーな車 両にとっては条件が厳しく、タイヤマネージメント が勝敗を分けることになります。ただ、単走ファイ ナルが2本になった事で走行時間の少ないシード選 手にとっては戦略に幅が出来ました。 1本目は確実な走りで2本目に点を取りに行くごく ごく普通の作戦がはまり、唯一100点越えで優勝出 来ました。 追走では決勝で宿敵ダイゴに破れましたが、良い ラダーに当たり、タイヤを温存しながら決勝戦まで 上がれたのは単走の結果だと思います。 エキシビションの追走でもダイゴとの対戦があり、 決勝でもまた対戦するだろう事は想定していたので、 データを確認しながらチームミーティングを行い、 対策を練りました。 現地で出来る事は限られていましたが、ドリフト中 でも回転数が余っていたので、スタート加速が良く なるようにファイナルを少しショートに変更し、ド ライバーもスタートダッシュに集中する走りでダイ ゴとの対戦に臨み、2勝して見事リベンジを果たす ことが出来ました。
【ドライバー川畑真人】
2016年度のD1グランプリがお台場で開幕し、安全基準 などのレギュレーションが強化されましたが、他にも単走が 2本に増え、タイヤの本数制限など走る上で重要な事が変更 されました。 練習走行ではスピードと角度を意識しましたが、第1セク ターの振り出しの鋭さに欠け、点数が伸びませんでした。修 正点は把握した状態で本番の単走を迎え、1本目にベスト 16に残る点数が出たので、2本目は鋭く振りだす攻めた走 りで100点超えの得点が入り、1位を獲得することが出来ま した。
追走からは、単走で使用したタイヤを使い、決勝戦まで優位になるように作戦を立てました。
そのまま順調に勝ち上がり、決勝戦の対戦相手は最近負け越している齋藤選手となり、集中して走りました。
しかし、後追い時にスタートから離され、無理に追いつこうとして接触するミスを出して敗戦となりました。
翌日のエキジビションマッチに向けてチームとミーティングを開き、マシンセットと走らせ方を見直し、出
来る範囲で変更しました。その結果、決勝戦まで勝ち進み、再戦となった齋藤選手の後追いでピッタリ寄せる
事が出来、優勝することが出来ました。
今回のお台場は開幕戦としては良いスタートが切れたと思います。しかし、まだまだ修正点が多くあり、次
戦の富士に向けて改善出来るように頑張りたいと思います。
3日間を通してファンの方々や各メディアからの注目が非常に高かったと感じました。

TOYOTIRESブーストークショー記念撮影

ピットウォークの様子

エキシビジョン後のコースウォークの様子

テレビ取材
今シーズン最初の大会で優勝を逃したことは残念ですが、まだ始まったばかりなのでランキング2位から
追い上げます。そしてシリーズ連覇を目指します。
この場に立てるのも日頃から応援して頂いているスポンサーの皆様、ファンの皆様のおかげだと心より感
謝いたします。
TRUST RACINGは、今シーズンも益々活躍出来るよう努力していきますので、今後の活動へのご理解、
ご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。