GReddy e-マネージ アルティメイト
サブコンの代名詞となったe-マネージを進化させ、豊富なデータ量に対応した応用範囲の広い制御スペックが最大の魅力です。
燃料噴射量を増減することが可能な為大容量インジェクターに対応し、また、クランク角とカム角信号を取り込むことで点火時期表示が行えるようになりまし た。データロガーとしてのサンプリング周期も大幅に向上し、さらにUSB通信でも情報量と速度がアップしているので、より細かなチューニングデータの入力 にも貢献し、使い易さという面でも機能が向上したといえるでしょう。多彩なオプション機能を活用することで、ますますそのスペックに磨きをかけることが可 能となる最新のサブコンがeマネージアルティメイトなのです。
- CODE:15500501
- 税込価格 ¥68,200 [本体価格:¥62,000(税抜)]
- 備考:出荷時セッティングデータは入っておりません。PCによるセッティング作業が必要になります。
e-manage Ultimate ソフトウェアダウンロード
従来のCD-ROMを廃止してホームページよりダウンロードが可能となりました。
セッティングを行う際は必要となりますので、下記の「ダウンロード開始」を押してパソコンにインストールしてください。
ファイル名:Ultimate233_setup.zip
データサイズ:5.7M
e-manage Ultimateソフトウェアの動作環境
- 対応OS:Windows2000、XP、Vista、Windows7(64仕様は非対応)
- CPU:Pentium350MHz相当以上
メモリー:128MB以上
ハードディスク:20MB以上 - インターフェース:USB1.1以上
- ディスプレイ:解像度1024×768ピクセル以上、High Color(16bit)以上
製品仕様
特徴
- DIPスイッチ:各I/J補正MAPと各点火時期補正MAPを、目的に合わせてON/OFFが可能。
- USB通信:業界初のUSB通信を採用し、市販のUSBケーブルで通信可能。通信速度を大幅に高速化、細かく表示、記録することが可能。
- 点火信号アダプタ用ソケット搭載:基板上に点火信号アダプタ1、点火信号アダプタ2、点火信号アダプタ3専用のソケットを搭載。
- データロガー機能:サンプリング周期最小20msで記録可能。本体のみでもデータを記録可能。テキスト書き出し機能搭載。ノッキングレベル表示(主要車種から順次対応予定)
※一部ノッキングレベル表示が非対応の車種があります。点火時期表示(主要車種から順次対応予定)。
各マップ、設定
- エアフロ補正MAP:エアフロ信号を補正する事が可能。
- エアフロ出力MAP:MAPに直接電圧もしくは周波数を入力してECUに出力する事が可能。
- ブーストリミッターカットMAP:ブーストリミッターを解除する事が可能。
- >エンジンストール防止MAP:エアフロへの吹き返しによるエンジンストールを防止できます。>
その他
- 外部出力(VTEC)MAP:VTEC、O2センサーアダプタをコントロール可能。
- NVCSコントロールMAP:NVCSのコントロールが可能。
- アナログ出力設定:エアフロと圧力センサーがある車輌でブーストリミッターの解除が可能。スロットル電圧の特性を変更する事が可能。
- アイドル補正設定:ソレノイドタイプのアイドルコントロールバルブの開弁率によってインジェクター信号の増量補正が可能。
- スピードリミッターカット設定(一部車種を除く):スピードリミッターを解除する事が可能。
- プロテクト設定:プロテクトをかけるMAPとかけないMAPを任意に選択可能。
オプションパーツ
- SERIALジャック:GReddyワーニングメーターやv-manage、f-manageとデータリンクケーブル(別売)を使用して接続可能。
- SWITCHジャック:リモートスイッチングシステム、スイッチングハーネスを本体のみでのデータロガーのON/OFF、点火カットのスイッチに使用可能。
- OPTION1・OPTION2:GReddy圧力センサー、GReddy温度センサー、A/F計入力ハーネス、Multi Switching System認識アダプタ、外部スイッチ、純正圧力センサーのいずれかを接続可能。
インジェクター補正
- インジェクター補正MAP1/インジェクター補正MAP2:点火時期を気にせずに、増量方向、減量方向共にインジェクター信号の補正が可能。
- 加速インジェクター補正MAP:スロットル変化率ごとにインジェクター信号の補正が可能。
- 気筒別インジェクター補正MAP:気筒別にインジェクター信号の補正が可能。
- A/F目標値MAP:自動的にMAPの数値を目標値になるように更新可能。
- 車速補正MAP:車速別にインジェクター信号の補正が可能。
- 水温補正設定:水温別にインジェクター信号の補正が可能。
- 吸気温補正設定:吸気温別にインジェクター信号の補正が可能。
- 簡易レブリミッターカット設定:純正のレブリミッター以上にインジェクターを駆動可能。
点火補正
- 点火補正MAP1/点火補正MAP2:クランク角&カム角信号を取り込む事で精度の高い点火時期の補正が可能。
- 加速点火補正MAP:スロットル変化率ごとに点火時期の補正が可能。
- 気筒別点火補正MAP:気筒別に点火時期の補正が可能。
- 点火カット設定:設定した回転数で点火カットによるレブリミッターを設定する事が可能。
- 水温点火補正設定:水温別に点火の補正が可能。
- 吸気温点火補正設定:吸気温別に点火の補正が可能。
- >A/Tシフト補正設定:A/T車輌のシフトアップ/シフトダウン時に点火時期の遅角補正が可能。
動作環境
OS | Windows2000、XP、Vista、Windows7(64仕様は非対応) |
---|---|
CPU | Pentium3 500MHz相当以上 |
メモリー(RAM) | 128MB以上 |
ハードディスク | 20MB以上 |
インターフェース | USB1.1以上 |
ディスプレイ | 解像度1024×768ピクセル以上、 High Color(16bit)以上 |
CD-ROM | 内蔵又は外付けタイプ(インストール用) |
オプションパーツ一覧
よくあるご質問
【e-manage / e-manage Ultimate】点火信号出力線にダイオードを取り付ける方法
対象商品:e-manage / e-manage Ultimate
問題点や症状など
e-manage(e-manage Ultimate)ハーネスの点火信号出力線に、ダイオードを取り付ける。
ダイオードは点火配線OUTのCH分必要です。(6気筒は6本、4気筒は4本)
ダイオード加工部分には収縮チューブをかぶせてください。
取り付けはハンダ付けにて行ってください。
ダイオードの取り付け向きに注意してください。
【e-manage / e-manage Ultimate】ジャンパーピン(JP10)の向きが説明書と異なる
対象商品:e-manage Ultimate
問題点や症状など
基板上のジャンパーピン(JP10)の向きが説明書と異なっている。
対処
本体基板や説明書は、製造時期によって仕様が異なる部分があります。
例えば、ジャンパーピン(JP10)は基板仕様により縦向きと横向きのものがあります。
基板表面にはジャンパーピン番号(JPxx)とピン配置番号(1,2,3)を判別するための印字がありますので、その数字に従ってピン設定を行ってください。
【e-manage / e-manage Ultimate】PCとのUSB接続にて認識しない
対象商品:e-manage / e-manage Ultimate
問題点や症状
e-manage(e-manage Ultimate)をPCとUSB接続しても、認識しない。
[原因1] 使用しているWindowsが32ビット版ではない。
(※確認方法)
コントロールパネル → システム → 32ビットオペレーティングシステム
と表示されていることを確認します。
[対処1]
64ビット版Windowsでは動作いたしません。32ビット版のWindowsにて使用してください。
[原因2] ドライバが正しくセットアップされていない。
(※確認方法)
コントロールパネル→ システム→ デバイスマネージャー→ USBコントローラ
に黄色の「!」マークや「?」マークが付いている場合、正常にインストールが完了していません。
[対処2-1]
1.項目を右クリックしてプロパティを選択する
2.削除
3.USBを挿し直す
4-1.挿し直した後「新しいハードウエアが見つかりました」と出るとき
「ドライバを手動で検索する」を選択
選択先は以下のものを選びOKします。
コンピューター→ ローカルディスク(C)→ ProgramFiles(x86)→ TRUST→ GReddy e-manage Ultimate→ driver
4-2.挿し直した後すぐに「!」マークが表示されるとき
e-manage(e-manage Ultimate)用ではないドライバをPCが選択し適用してしまっています。
コンピューター→ ローカルディスク(C)→ ProgramFiles(x86)→ TRUST→ GReddy e-manage Ultimate→ driver→ PreInstaller
を選択してドライバパッケージをインストールしてください。
※PCのドライバインストールに関する動作を変更する方法
「デバイスのインストール設定の変更」を検索して実行します。
デバイスのインストール設定の変更 →いいえ 実行方法を選択します →Windows Updateからドライバソフトウェアをインストールしない →変更を保存
その後 [対処2-1] 4-1.を実行する。
【e-manage】点火時期補正機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageの点火時期補正機能の動作について知りたい。
対処
点火時期補正機能は、ECUが出力する点火信号及び回転数をe-manageに取り込み、e-manageで認識した点火信号に対しMAP内で指定された角度(°で入力)分を補正してe-manageから出力する事で点火時期の補正を行っている。
- 横軸:回転数、縦軸:(ブースト圧、スロットル開度、エアフロ電圧などから選択)の16×16のマップで設定する。
- マップ内の数値は実際の点火時期ではなく、ノーマルECUからの点火信号に対する補正角度を入力する。
- 回転数が不安定な場合や信号にノイズが乗っている場合、誤差が出る場合がある。
(例)遅角の場合
【e-manage】ブーストリミッターカット機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageのブーストリミッターカット機能の動作について知りたい。
対処
ECUには回転数ごとに吸入空気量の上限が設定されており、それ以上になったことをECUがエアフロ信号から判断すると、燃料噴射を停止する制御が行われます。
e-manageのブーストリミッターカット機能はこの制御に対して、エアフロセンサーからe-manageを経由してECUへ出力されるエアフロ電圧(周波数)に上限値を設定することにより、燃料噴射停止制御を回避する事ができます。
16ポイントの回転数においてクランプ(上限)値の設定ができます。
吸入空気量が増えてエアフロ電圧(周波数)がクランプ値以上になると、ECUはそれ以降に増加した吸入空気量を認識できなくなるため、インジェクター増量MAP、点火時期補正MAPを併用して補正する必要があります。
スバル製・マツダ製の一部車種において、エアフロと別に絶対圧センサによってブーストリミッタ―が入る車両は、e-manage Ultimateが必要となります。
【e-manage】エンジンストール防止機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageのエンジンストール防止機能の動作について知りたい。
対処
アクセルオフ後、エンジン回転数が下がってきた際に、エアフロがタービンの吹き返しによる影響を受けて本来の空気量よりも多く空気を吸ったと誤認識し、実際に必要とする燃料噴射量よりも多く噴射してしまうために、空燃比バランスが崩れアイドリングが不安定となってエンジンストールしてしまう場合があります。
エンジンストール防止機能は、任意のスロットル開度以下・エンジン回転数の範囲内でのみ、回転数に対してECUへのエアフロ出力電圧(または周波数)をクランプ値に固定してしまうことで、エンジンストールを回避します。
- アクセルOFFとして認識するスロットル開度を設定し、回転数8ポイントにおいてクランプ値(出力値)を設定します。
※停車状態でエンジン回転を上昇させ回転数ごとのエアフロ電圧をMAPに入力してください。
【e-manage】エアフロ補正機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageのエアフロ補正機能の動作について知りたい。
対処
通常、ECU(エンジンコントロールユニット)はエアフロメーター(または圧力センサ)から入力される信号によって吸入空気量を認識し、状況に最適となるようインジェクターの燃料噴射とイグニッションコイルの点火時期を制御しています。
e-manageを装着すると、エアフロ電圧(または周波数)がe-manageに入力され、それを元にe-manageが算出した吸入空気量に補正率を掛け、再度エアフロ電圧(または周波数)に換算してECUに出力します。これを「エアフロ補正」と呼んでいます。
- e-manage本体のみで使用する場合、本体の5つのボリュームダイヤルにより5か所の回転数別(2000,3000,4000,5000,6000rpm)に補正量の調整ができます。
- e-manage Support Tool(e-manage software)を使用した場合には横軸を回転数、縦軸をスロットル開度とした16×16の補正マップで設定することができます。
- エアフロ補正を行うと、燃料噴射と共に点火時期も変化します。
基本的に、エアフロ補正でプラス補正にすると燃料は増量方向に補正され点火時期は遅角方向に変化します。逆に燃料減量方向に補正すると点火時期は進角方向に変化します。
エアフロ補正マップで、ある程度のセッティングを出しておくとその後のインジェクター増量マップ、点火時期補正マップでの補正量を少なくする事ができる為、セッティング時間が短縮できます。
【e-manage】エアフロ交換機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageのエアフロ交換機能の動作について知りたい。
対処
エアフローメーター(エアフロ)はエンジンが吸入する空気量を測定して、それを電気的な信号で出力するセンサーです。
純正品のエアフロ装着を前提としたECUに対して特性の異なるエアフロに交換した場合、正しい空気量の計測ができず適切なインジェクターON時間を決定できません。
エアフロ交換機能では、吸入空気流量に対する変更前エアフロと変更後エアフロの信号出力特性の違いを予め測定して記録してあるプリセットの中から適切なものを選択することで、e-manageが相違を変換してECUに伝え、エアフロ特性に見合ったインジェクターON時間に補正している。
ソフトウェア側が持つ各種エアフロの特性マッププリセットから、変更したいエアフロ種別を選択することで設定できる。
※あらかじめエアフロ交換することを前提としたスポーツコンピューターを装着している場合は、エアフロ交換機能を設定する必要はありません。
※あくまでエアフロの特性を合わせるのみの機能であるため、別途、燃調セッティングは全域で行ってください。
(例)S14にZ32のエアフロを取付けた場合
【e-manage】インジェクター交換機能について知りたい
対象商品:e-manage
問題点や症状など
e-manageのエアフロ交換機能の動作について知りたい。
対処
インジェクターの噴射量は、インジェクターのサイズと噴射時間で決定されるため、同じ噴射時間のままサイズの異なる(大きな)インジェクターに変更すると噴射量が過剰になってしまいます。
インジェクター交換機能は、エアフロ補正機能を応用してe-manageからECUに出力するエアフロ電圧(または周波数)の全域にインジェクターサイズ変更比率分の補正値を適用し、ECUからインジェクターへのON信号時間(噴射時間)を減らして補正しています。
・交換前、交換後のインジェクターサイズを入力する。
(例)交換前380cc、交換後550ccの場合
380cc÷550cc=0.691(補正値)
※正確な補正ではないので、現車に合わせた個々の調整は必要です。
【e-manage】インジェクター増量機能について知りたい
対象商品:e-manage / e-manage Ultimate
問題点や症状など
e-manageのインジェクター増量機能の動作について知りたい。
対処
インジェクター増量機能は、ノーマルECUによるメインインジェクター噴射時間の制御を監視し、噴射停止のタイミングから指定された時間だけe-manageが追加噴射する事で燃料増量しています。
- 横軸:回転数、縦軸:(ブースト圧、スロットル開度、エアフロ電圧などから選択)の16×16のMAPで設定します。
- 加速増量等の場合でも全てのノーマル噴射に対して制御を行うため、特別な設定の必要はありません。
- ECUが出力する噴射信号にe-manageが信号を継ぎ足すかたちで増量しているため、点火時期は変化しません。